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プロパン(LP)について

液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)の頭文字を取ってLPG=LPガスと言います。
本来は無色無臭で すが、漏洩した時の 発見の為に、独特の臭いをわざと付けてあります。

プロパンガスと都市ガスの違い

・熱量の違い

都市ガスは1立方メートルあたり11,000kcal、プロパンガスは
24,000 kcalといわれおり、プロパンガスの熱量は、
都市ガスの2倍以上あります。
火力が必要な飲食店などで、プロパンガスの利用が多いのは
そのためです。

プロパンの熱量

・料金区分

都市ガスのは、電気や水道料金のように公共料金であり
政府の認可制になっています。
プロパンガスはガソリン・灯油同様自由料金なので、
各会社が価格を自由に設定でき、原油価格の高騰や
為替の影響などで価格が変動することがあります。

プロパンの料金区分

・供給方法

都市ガスは、地下に敷かれたガスの配管を通じて
各家庭に供給されるため、都市ガス導管エリア外では
都市ガスの利用はできません。
プロパンガスはガス会社がボンベを各家庭に運搬して屋外に設置します。
そのため、場所を選ばないプロパンガスは、配管が整備されていない場所で広く利用されています。

プロパンの供給方法

・災害時の復旧

都市ガスは地下に配管が通っているため、
万が一破損した場合や、地震の影響が続く場合などは
復旧まで相当な時間がかかります。
プロパンガスは点検が完了した家庭から
すぐにガスの使用を再開できるうえに、緊急の炊き出しや
仮設住宅での台所や給湯などでも実際に活躍します。
東日本大震災で大きな被害を受けた3県では、
津波で建物が損壊又は流されてしまったもの等を除いて、
地震発生後約3週間程度で大方の復旧が完了し、
都市ガス及び電力よりも早く全面復旧を果たしました。

プロパンガスが災害に強い理由

●地震時のガスの自動遮断機能

プロパンガスにはマイコンメータが装備されており、
ガスを使用中または使用後2分以内に震度5相当の地震があった場合、自動的にガスの供給を遮断するため、二次災害の原因を防ぐことができます。
安全確認後、問題がない場合は速やかに利用再開できます。
阪神淡路大震災では、この機能が効果を発揮し、LPガスを起因とする火災は0件でした。

●災害に強い「分散型」

配管が長く埋設している都市ガスは、災害時の安全点検に時間が
かかりますが、プロパンガスは1戸ごと個別に
供給しているため、配管などの供給設備の点検も短時間で済み、
異常があればその場で修理することができるので、
迅速な復旧が可能となります。
通常、LP導入の家庭には2本のボンベが置かれおり
1本は、災害時には『軒下在庫』として活用できます。

●避難場所での活用

地震災害等により家屋が倒壊した場合、被災者は避難所や仮設住宅での生活を
強いられることになります。
そんな時にLPガスは、炊き出しや、暖房などのエネルギー源として、
避難所などに迅速に設置でき、被災者の生活を支援することができます。
供給エリアは、山間・島嶼部を含め、ほぼ全国土をカバーしているプロパンガスは、
避難所となっている施設や病院などで平常時からLPガスの導入を理想とします。

プロパンガスの料金について

プロパンガスの料金の決定権は各ガス会社にあり、行政が関与しない自由料金なので
地域やガス会社によっても異なります。
ガス料金は「基本料金」と「従量料金」から成り立っています。

4つの料金形態とその計算方法

料金形態は各社で異なり、主なもので4つあります。利用しているガス会社がどの形態を採用しているかによって、計算が異なります。

●二部料金制

これが一番シンプルな料金形態で、多くの会社が採用している形態になります。
この場合は、従量単価は使用量に関わらず固定なので、単純に「使用量」に「単価」をかけて「基本料金」を足して計算します。

●スライド制

二部料金制では従量単価が固定でしたが、スライド制では従量単価が使用量に応じて変動します。
使用量が増えるほど単価は下がっていく傾向があるので、ガスを大く使う家庭には向いているかもしれません。

●原料費調整制

原料費調整制度は、プロパンガスの輸入コストを従量料金に反映させる料金形態です。
この形態は都市ガスでも採用されており、ガス業者主導の不透明な値上げが起きにくいとされています。

●三部料金制

二部料金制では、ガスメーターや調整器の管理/設備費を基本料金に含まれていますが、三部制では別枠とします。
基本料金内の内訳がを明示されることで、より透明性が高まるといえます。